こんにちは、妻のなっちゃんです。
スウェーデンハウスって見る人が見れば、ほぼ100%見分けることができるのをご存じでしたか?
私たちも初めのうちは偽物(失敬!)にも騙されたりしていましたが、最近では街を歩いていてもスウェーデンハウス探しができるようになりました。
今日は、その見分け方について、記載してみたいと思います。
ワングレードのスウェーデンハウス。
私の中では、自由な着こなしができる制服のようなイメージです。
それも、校則が厳しい学校ではなく、比較的自由な校風の。
カーディガンの色・シャツの色・リボンの色・靴下の色…どれも自由に選ぶことができます。
でも、同じ校章をつけているから、見る人が見れば、すぐわかる…そんなイメージです。
ベースの形は、大きく3種類
スウェーデンハウスには、大きく3種類のデザインラインナップがあります。
Alm(アルム)
「アルム」とは、スウェーデン語で楡(にれ)という意味を表しています。
楡(にれ)とは木の名前です。日本ではあまり馴染みがないですよね。
アルムと言えば、教えてー♪アルムのもみの木よー♪ってハイジの歌で出てくるので、そのイメージがどうしても…。笑
大きな屋根が特徴的で、見た目では断然アルムが好き!って方が多いのではないでしょうか。
ペンションのようなとっても可愛い外観が特に女性に人気のようです。
ただ、屋根が2階にまでかかってきてしまうため、スペースが取りづらいというデメリットがあります。
最初はアルムにしようと思っていても、現実的な間取りを考えるにあたって、諦める人が多いと聞きます。
土地が広かったり、別荘として使う場合は問題ないかもしれませんが、一般家庭に取り入れるには少々敷居が高いかもしれません。
Gran(グラン)
「グラン」とは、スウェーデン語で樅(もみ)という意味を表しています。
こちらも木の名前ですね。
スウェーデンハウスでは一番多いタイプのデザインです。
我が家もこの「Gran(グラン)」です。
アルムよりも屋根が小さいですが、その分2階を無駄なく使うことができるので、採用する人が多いようです。
実は私、個人的には「Gran(グラン)」がいちばん好きだったりします。
Lind(リンド)
Lind(リンド)について、調べてもどんな意味なのかイマイチわかりませんでした…。
機会があったら、営業さんか設計士さんに聞いてみたいと思います。
Gran(グラン)が切妻タイプなのに対して、Lind(リンド)は寄棟タイプです。
スウェーデンハウスの大きな特徴とも言える妻飾りをつけることができないので、初心者は見分けるのが難しいタイプかもしれません。
Gran(グラン)の方が人気ですが、より和風な外観にしたいときはコチラを選ぶのだと思います。
その他にも…
また、前述の「Alm(アルム」・「Gran(グラン)」・「Lind(リンド)」の基本形から派生したタイプもあります。
たとえば、それぞれの基本形に横に飛び出たお部屋がつくと「ヒューブスタッド(下屋付き)」となります。
下屋が付いたものを「ヒューブスタッド」と言うので、それぞれ基本形に「ヒューブスタッド」をつけます。
つまり、「Alm Huvudstad(アルムヒューブスタッド)」「Gran Huvudstad(グランヒューブスタッド)」「Lind Huvudstad(リンドヒューブスタッド)」があります。
また、3階建てや平屋のラインナップもあります。
スウェーデンハウスの3階建てのラインナップは2種類。「Tre Alm(トレアルム)」と「Tre Gran(トレグラン)」です。
お気づきだと思いますが、3階建てになるとトレ+基本形になります。
(なぜか、Tre Lind(トレリンド)はないようですが…)
そして、平屋の「Bjork(ビヨルク)」です。
以上、9種類がスウェーデンハウスのデザインラインナップです。
見分けるためには、基本形の「Alm(アルム」・「Gran(グラン)」・「Lind(リンド)」さえ覚えておけばOKです。
窓で見分ける
スウェーデンハウスの最も見分けやすいポイントはズバリ「窓」です。
特徴的な木枠の三重窓であるため、他のハウスメーカーとはすぐにわかります。
どんなに北欧テイストであっても、窓がアルミサッシだったら、100%スウェーデンハウスではないのです。
そして、見分けるための最大のポイントは…!
ココの部分に注目です。
縦の木枠が少し下に出ているのがわかりますか?
飾りがついているものもありますが、スウェーデンハウスの窓はみんな同じ形なので、
ココの出っ張りで見分けられるようになれば一人前です!笑
妻飾りで見分ける
スウェーデンハウスと言えば、この特徴的な妻飾りです。
色は、「ホワイト」と「ブラウン」の2種類ありますが、形は同じです。
ただ、アルムになると屋根が大きくなるので、妻飾りの大きさも変わりますが…。
この妻飾り、実はスウェーデンハウスのオリジナルのデザインなのです。
そのため、似ているかも?と思うお家があっても、妻飾りが違っていれば偽物!とすぐにわかります。
もちろんスウェーデンハウスでも付いていないお家もありますが、ほとんどのお家に付いている気がします。
付いていると北欧っぽさがアップし、より可愛らしい外観になるので、私は絶対付けたい!と思っていました。
SAKITATEプランでは、標準仕様としてコチラの妻飾りは入っていますよー♪(お値段は、3万円くらいです)
他にも、バルコニーは木製が多いとか、サイディングは木目調が多いとか、
多くのスウェーデンハウスで採用している仕様を覚えておくと、これはもしや…?とだんだん見分けられるようになってきます。
誰が建てても同じ外観になると揶揄されることもあるようですが、実際はさまざまなバリエーションがあります。
スウェーデンハウス巡りをして、既に30軒近くのスウェーデンハウスを見てきましたが、どれもオーナーさんの個性が溢れていて素敵なお家ばかりでした。
色も形もテイストも違いますが、どれもスウェーデンハウス!ってすぐにわかるのです。
お散歩をしていても、スウェーデンハウスを見かけたら、「この外壁材はいいね~」とふたりで話をするキッカケになり、参考にさせていただきました。
きっと今後もスウェーデンハウスを見つける度に、その家について「素敵だね~」って話をするんだと思います。
私たち、何を隠そう、スウェーデンハウスのファンなのです。
どの家も可愛くて、たまに街で見かけると嬉しくて、そんな風に思えるハウスメーカーに出会えて、幸せだなぁと思います。