どうも、夫のくーへいです。
今年の梅雨入りは遅くなるだろうという予報から一変、平年並みから少し早いくらいという予報になっていてガックリきています。
工事はやっぱり雨が降らない方が順調に進みますからね!
とはいえ、この季節ですので、致し方ないことです。
空梅雨になることを(農家の人には申し訳ないですが)願いつつ、今日も工事を見ていきましょう!
型枠検査
型枠検査とは、業者の方が設置した型枠が、設計の通りに行われているかを確認します。
立ち上げコンクリートには鉄筋をはじめ、アンカーボルトやホールダウンアンカーボルトなど重要なものが多く含まれています。
これらが設計通りの数・位置にないと、思い通りの強度が得られません。
ですから、複数名・複数業者で確認することによって、不正やミスを防いでいるのです。
以下の写真は、我が家での型枠検査の様子です。
一人がメジャーを、もう一人が設計図を持って、複数名で検査している様子がわかりますね!
おそらくですが、メジャーを持っているのが下請け業者の現場監督さん、設計図を持っているのがスウェーデンハウスの工事担当の方だと思います。
先日、現場に伺った際に現場監督さんに初めて会いましたが、非常に印象の良い方で、気さくにお話ができました。
頼りがいのある、イケメン現場監督さんです。笑
実際に基礎を施工しているのは下請け業者の下請け業者、いわゆる孫請けと呼ばれる業者さんだと思われます。
この業者さんともお会いしましたが、しっかり挨拶をしてくれたりと、これまた頼りがいのある方たちでした。
我が家の建設にかかわる方は本当に良い方が多く、恵まれてるなぁと思います。
注文住宅はかなりの割合で人の手が入りますので、人に恵まれていることはこの上なく喜ばしい限りです。
さて、型枠の検査結果ですが、非常に良好で制度も良いというお話でした!
素人目にわかるものでもありませんが、すごく綺麗だと思います!笑
立ち上げコンクリート打設
さて、型枠検査に合格しましたので、次は立ち上げコンクリート打設工事に入ります。
コンクリートは、ミキサー車で運ばれてきます。
いわゆる「生コン」なんて言われるものを型枠に流すわけですが、要はコンクリートが液体状で、写真では銀色のタンクに収められているわけです。
放っておくとすぐに固まってしまいますので、銀色のタンクは常に回り続けています。
生コンは工場で練り始めてから90分以内に使用しなければならないと決まっています。
スピード命です!
ですから、写真を見ていただくとわかりますが、結構な人数が作業をしてくれているのがわかりますね。
ちなみに、ミキサー車の左にいるのはポンプ車です。
ミキサー車だけではその場にコンクリートを落とすことしかできませんから、ポンプ車を使うことで好きな場所にコンクリートを出せるようになるんですね。
我が家のために2台も働く車が来ていただくなんて、恐縮です!
ミキサー車から出てきたコンクリートは、上の写真のように型枠の中に詰められていきます。
左の方はポンプを持って、コンクリートの掃出し口をコントロールしています。
右の方は、コンクリートバイブレータと呼ばれる機械を使用して、コンクリートを調整しています。
コンクリートバイブレータを使用することでコンクリートの入っていない隙間をなくし、空気を抜くことでより固いコンクリートに仕上げていくのです。
どちらもなかなか大変そうな作業ですね…。
作業後はこんな感じです。
型枠内がコンクリートでタプタプになっていますね!
これで、しばらくは養生します。
養生とは、つまりは固まるまで待つということです。といってもただ単に待つわけではありませんよ!
コンクリートが強く固まるには適切な水分量を保つ必要がありますので、乾きすぎていたら濡れタオルで湿らしますし、雨が降ってきたら水が当たらないようにシートを書けたりします。
随分と繊細な管理が必要なわけです。
この養生によっても固さが変わってきますので、これをしっかり行っているかどうかは良い業者かどうかの判断材料になりえます。
さて、養生期間ですが、コンクリートは温度によって固まる早さが変わります。
夏だと短くて良く、冬だと長くせねばなりません。
コンクリートの種類にもよるのですが、夏だと3日、冬だと5日程度は必要なようです。
ちなみに豆知識になりますが、上記の日数は型枠を外すまでの日数です。
強度として100%になるには、もう少し時間がかかるらしいです。
今日の気付き(後日談)
後日談になってしまうのですが、結局その後すぐに梅雨入りが宣言されてしまいました!
しかもコンクリートを打設した次の日に雨・・・。
心配になってしまい、スウェーデンハウスの工事担当の方に「雨ですけど、コンクリート大丈夫ですか!?」と聞いてしまいました笑
結果として、回答は「むしろ雨は降った方が良い」との事でした。
雨が降って困るのはコンクリートを打設している最中や直後なんだそうです。
その時に雨に降られてしまうと、適切に配分された水分量が変化してしまい、軟弱なコンクリートになってしまうからだそうです。
その後には「むしろ雨は降った方が良い」というのにはもちろん理由があります。
コンクリートと言うのは、簡単に言えば特殊な土と水が何らかの”化学反応”を起こして固まっていくのだそうです。
そのメカニズムはいまだによくわかっていないそうなのですが、ともかく良いコンクリートとなるためには、急激な乾燥や急激な温度変化があってはなりません。
コンクリートを打設した後に晴れが続く場合、急激な乾燥を防ぐため、あえて水を撒くことすらあるそうです。
また、雨が降った方が気温の変化も少なく、良い環境でコンクリートが固まっていきます。
以上の理由から、コンクリート打設後の雨は歓迎されるものなんだそうです。
僕はてっきり完全に乾燥するまで雨はタブーなのかと思っていました!
この言葉を聞いた後はぐっすり眠ることができました笑
ちなみに、私たちの養生期間は予定通り3日間でした。
夏で程よく雨も降ったため、良いコンクリートになったはずです!笑
まとめ
今日は型枠検査と立ち上げコンクリート打設工事でした。
これから3日程度は養生期間に入ってしまいますので、残念ながら工事に進捗は見られません…。
悲しいですが、これも良い家になるため!仕方がありません。
基礎が完成すれば、いよいよ壁ができあがってくるはずです。
壁ができるとより家っぽく見えるのかなぁと夢を馳せつつ、静かに待つこととします!